しんけいでんどうけんさ
神経伝導検査
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最終更新: 2025.09.24
検査部位
末梢神経
対象疾患
糖尿病性神経障害、ギラン・バレー症候群、肘部管症候群、手根管症候群、慢性
概要
神経伝導速度検査は皮膚の上から末梢神経を電気刺激し、誘発される電気信号の強さや伝導速度(神経の電気信号の伝わる速さ)を調べる検査です。これによって筋力低下やしびれの原因が末梢神経の障害によるものなのか、それ以外によるものなのかを調べることができます。末梢神経の障害であれば、障害されている部位やその程度もわかります。検査中は電気刺激をする際に少し痛みを伴いますが、この検査を受けることでさまざまな神経疾患を特定できます。神経内科や整形外科がある病院で受けられることが多い検査です。
メリット
さまざまな神経疾患、
デメリット
少し痛みを伴うことがある
詳細
ヒトの神経には、脳と脊髄から成る中枢神経系とそこからわかれて全身に分布する末梢神経系があります。神経伝導検査によって、四肢の筋力低下やしびれなどがある場合にその症状が末梢神経障害によるものなのか、それ以外によるものなのかを調べることができます。末梢神経障害であれば、障害されている部位やその程度などの情報もわかります。
神経伝導速度検査では、皮膚の上から末梢神経を電気刺激し、神経の信号の伝わり方や伝わる速度を調べます。神経伝導速度検査には運動神経に対するものと感覚神経に対するものがあります。
検査の流れ
- 検査室に入り、検査台に横になる
- 調べたい神経が通っている筋肉に電極をつけます
- 検査開始。検査中は電気が流れる時に少し痛みを伴うことがある
- 15-20分ほどで検査終了
検査を受ける際の注意点
- 皮膚の上から末梢神経を電気刺激するため、ピリッとした痛みを伴うことがあります。
- 神経を刺激することで、検査中に指や腕が自然に動くことがあります。