ないしん(そうごうしん)
内診(双合診)
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

膣、子宮、卵巣

対象疾患

子宮頸がん子宮体がん卵巣がん子宮筋腫卵巣のう腫子宮内膜症子宮腺筋症 など

概要

内診(双合診)は膣から指をいれて子宮や卵巣に異常がないか調べる診察法です。婦人科を受診しても必ず行われるわけではなく、問診をして必要と判断された場合に内診をします。子宮頸がん卵巣がん子宮筋腫などの可能性がないかを調べることができます。2-3分程度で終了します。

メリット

デメリット

  • 特になし

詳細

内診(双合診)は、膣から指をいれて子宮や卵巣に異常がないか調べる診察法です。婦人科を受診しても必ず行われるわけではなく、問診をして必要と判断された場合に内診をします。内診に最初は抵抗を感じてしまうことがあるかもしれませんが、子宮や卵巣の状態を把握するために大切な診察です。子宮頸がん卵巣がん子宮筋腫などの可能性がないかを調べることができます。もし、内診に不安を感じる場合には、担当の医師や看護師に遠慮なく相談してみてください。

検査の流れ

  1. 内診台という専用の台の上に仰向けになり、膝を曲げて足を開く
  2. 外陰部に異常がないか、視診で確認される
  3. 膣に医師の指がいれられる
  4. 医師の反対側の手はお腹の上に当てられる
  5. 膣、体表の両方からの触診で、子宮や卵巣の状態、痛みの有無などを調べられる
  6. 通常、2-3分で終了

婦人科を受診する際の注意点

  • 前日の性交渉は控えてください。
  • 着替えのしやすい服装で受診してください。また、ゆったりしたスカートなどであれば、そのまま内診台に上がることができます。
  • 大きな痛みを伴うことはないので、検査中は力を抜いてリラックスしてください。
  • 検査前にはお手洗いを済ませてください。膀胱に尿が溜まっていると、内診で子宮を触れにくいことがあるためです。
  • 子どもや性交渉の経験がない方は内診ができないので、代わりに肛門やお腹の上から子宮や卵巣の状態を調べます。

検査でわかること

  • 子宮や卵巣にがんがないかどうか
    • 例:子宮頚がん子宮体がん卵巣がん
    • サイズが大きいものは内診で触れることがあります。内診だけで確定診断をすることはできないので、そのほかに超音波検査細胞診組織診などの検査を行う必要があります。
  • 子宮や卵巣に治療を必要とする病気はないか
    • 例:子宮筋腫卵巣のう腫子宮内膜症
    • サイズが大きいものは内診で触れることがあります。内診だけで診断するのが難しい場合も多いので、そのほかに超音波検査が行われます。