アルチバ静注用2mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
悪心、嘔吐、悪寒、幻視、振戦、結節性調律、期外収縮、房室解離、洞房ブロック、潮紅、腹痛
起こる可能性のある重大な副作用
低血圧、血圧低下、徐脈、呼吸抑制、筋硬直、過剰な筋硬直、換気困難、喉頭痙攣、呼吸停止、不全収縮、心停止、重篤な徐脈、ショック、アナフィラキシー、アレルギー、全身痙攣
上記以外の副作用
腹部膨満、肝機能異常、紅斑、発疹、皮膚炎、乏尿、冷感、ビリルビン増加、AST増加、LDH増加、ALT増加、血圧上昇、体温低下、鎮静、心室無収縮、房室ブロック、高血圧、術後血圧上昇、創合併症
アルチバ静注用2mgの用法・用量
- 〈成人〉成人では他の全身麻酔剤を必ず併用し、次記用量を用いる
- 麻酔導入:通常、レミフェンタニルとして0.5μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する
- なお、ダブルルーメンチューブの使用、挿管困難等、気管挿管時に強い刺激が予想される場合には、1.0μg/kg/分とすること
- また、必要に応じて、持続静脈内投与開始前にレミフェンタニルとして1.0μg/kgを30~60秒かけて単回静脈内投与することができる
- ただし、気管挿管を本剤の投与開始から10分以上経過した後に行う場合には単回静脈内投与の必要はない
- 麻酔維持:通常、レミフェンタニルとして0.25μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する
- なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2~5分間隔で25~100%の範囲で加速又は25~50%の範囲で減速できるが、最大でも2.0μg/kg/分を超えないこと
- 浅麻酔時には、レミフェンタニルとして0.5~1.0μg/kgを2~5分間隔で追加単回静脈内投与することができる
- 〈小児〉1歳以上の小児では他の全身麻酔剤を必ず併用し、次記用量を用いる
- 麻酔維持:通常、レミフェンタニルとして0.25μg/kg/分の速さで持続静脈内投与する
- なお、投与速度については、患者の全身状態を観察しながら、2~5分間隔で25~100%の範囲で加速又は25~50%の範囲で減速できるが、最大でも1.3μg/kg/分を超えないこと
- 浅麻酔時には、レミフェンタニルとして1.0μg/kgを2~5分間隔で追加単回静脈内投与することができる
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 本剤を単独で全身麻酔に使用しないこと(本剤は鎮静効果が弱いため、意識消失を得るためには他の全身麻酔剤を併用すること)
- 7.2. 本剤を単回静脈内投与する場合は、30秒以上かけて行うこと〔11.1.1参照〕
- 7.3. 肥満患者の用量設定は実際の体重よりも標準体重に基づいて行うことが望ましい(成人では肥満患者:BMI25以上)〔16.6.5参照〕
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
| 薬剤名 |
影響 |
| ナルメフェン塩酸塩水和物 |
鎮痛作用が減弱 |
| 中枢抑制剤 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| 全身麻酔 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| ベンゾジアゼピン系化合物 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| バルビツール酸誘導体 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| エタノール摂取 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| オピオイド薬 |
麻酔・鎮静等の作用が増強 |
| 心抑制作用を有する薬剤 |
徐脈・血圧低下等の作用が増強 |
| β-遮断剤 |
徐脈・血圧低下等の作用が増強 |
| カルシウム拮抗剤 |
徐脈・血圧低下等の作用が増強 |