アブストラル舌下錠400μgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
便秘、悪心、嘔吐、傾眠、口内炎、口渇、食欲減退、腹痛、めまい、頭痛、幻覚
起こる可能性のある重大な副作用
呼吸抑制、無呼吸、呼吸困難、呼吸異常、呼吸緩慢、不規則呼吸、換気低下、薬物依存、退薬症候、過量投与、意識障害、意識レベル低下、意識消失、ショック、アナフィラキシー、痙攣
上記以外の副作用
動悸、心室性期外収縮、ほてり、排尿困難、皮膚そう痒、異常感、倦怠感、食道運動障害、錯乱、せん妄、痛覚過敏、痛みが増悪、アロディニア、発汗
アブストラル舌下錠400μgの用法・用量
- 通常、成人には1回の突出痛に対して、フェンタニルとして100μgを開始用量として舌下投与する
- 用量調節期に、症状に応じて、フェンタニルとして1回100、200、300、400、600、800μgの順に一段階ずつ適宜調節し、至適用量を決定する
- なお、用量調節期に1回の突出痛に対してフェンタニルとして1回100~600μgのいずれかの用量で十分な鎮痛効果が得られない場合には、投与から30分後以降に同一用量までの本剤を1回のみ追加投与できる
- 至適用量決定後の維持期には、1回の突出痛に対して至適用量を1回投与することとし、1回用量の上限はフェンタニルとして800μgとする
- ただし、用量調節期の追加投与を除き、前回の投与から2時間以上の投与間隔をあけ、1日あたり4回以下の突出痛に対する投与にとどめること
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 処方時7.1.1. 突出痛の回数や受診可能な頻度等を考慮して、必要最小限の錠数を処方すること
- 7.1.2. 誤用防止のため、含量の異なる本剤を同時に処方しないこと
- 7.2. 開始用量フェンタニルの含量が同じであっても本剤と吸収が異なるため、他のフェンタニル速放性製剤から本剤に変更する場合、必ずフェンタニルとして1回100μgから投与を開始すること
- 7.3. 用量調節と維持7.3.1. 1回の突出痛に対して1回の本剤投与で十分な鎮痛効果が得られるよう、一段階ずつ漸増して、患者毎に用量調節を行うこと
- 7.3.2. 1回の突出痛に対して本剤の追加投与を必要とする状態が複数回続く場合には、本剤の1回用量の増量を検討すること
- 7.3.3. 1回あたりの投与錠数は4錠までとすること
- 7.3.4. 定時投与中のオピオイド鎮痛剤を増量する場合や種類を変更する場合には、副作用に十分注意し、必要に応じて本剤の減量を考慮すること
- 7.3.5. 1回の突出痛に対してフェンタニルとして800μgで十分な鎮痛効果が得られない場合には、他の治療法への変更を考慮すること
- 7.3.6. 1日に4回を超える突出痛の発現が続く場合には、がんに伴う持続性疼痛に使用されているオピオイド鎮痛剤の増量を検討すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
アブストラル舌下錠400μgの注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
| 薬剤名 |
影響 |
| ナルメフェン塩酸塩水和物 |
オピオイド受容体作動薬の鎮痛作用を減弱、退薬症候 |
| 中枢抑制剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| フェノチアジン系薬剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| ベンゾジアゼピン系化合物 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| バルビツール酸誘導体 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| 吸入麻酔剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡、セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス |
| 三環系抗うつ剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| 骨格筋弛緩剤 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| 鎮静抗ヒスタミン薬 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| エタノール摂取 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| オピオイド薬 |
呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、顕著な鎮静、昏睡 |
| 薬物代謝酵素<CYP3A4>を阻害する薬剤 |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| リトナビル |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| イトラコナゾール |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| アミオダロン |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| クラリスロマイシン |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| ジルチアゼム |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| フルボキサミンマレイン酸塩 |
呼吸抑制、フェンタニルのAUCの増加・血中半減期の延長 |
| セロトニン作用薬 |
セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス |
| 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 |
セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス |
| セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 |
セロトニン症候群、不安、焦燥、興奮、錯乱、発熱、発汗、頻脈、振戦、ミオクローヌス |
| キニジン |
本剤の血中濃度を上昇 |
| 肝薬物代謝酵素<CYP3A4>を誘導する薬剤 |
本剤の血中濃度を低下、本剤の効果が増強 |
| リファンピシン類 |
本剤の血中濃度を低下、本剤の効果が増強 |
| フェニトイン |
本剤の血中濃度を低下、本剤の効果が増強 |