アドシルカ錠20mgに関係する解説
PDE5阻害薬(肺高血圧症治療薬)
- アドシルカ錠20mgは、PDE5阻害薬(肺高血圧症治療薬)に分類される。
- PDE5阻害薬(肺高血圧症治療薬)とは、血管平滑筋におけるcGMPの分解酵素(PDE5)を阻害することで、血管弛緩作用をあらわし肺動脈圧や肺血管抵抗などを改善する薬。
PDE5阻害薬(肺高血圧症治療薬)の代表的な商品名
- レバチオ
- アドシルカ
- ユバンシ
| 商品名 | アドシルカ錠20mg |
|---|---|
| 一般名 | タダラフィル錠 |
| 薬価・規格 | 810.9円 (20mg1錠) |
| 薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
|
| 製造会社 | 日本新薬 |
| YJコード | 2190030F1029 |
| レセプト電算コード | 621954301 |
| 識別コード | アドシルカ20 |
潮紅、悪心、消化不良、筋痛、背部痛、頭痛、ほてり、低血圧、失神、霧視、眼充血
過敏症、発疹、蕁麻疹、顔面浮腫、剥脱性皮膚炎、Stevens-Johnson症候群
眼痛、結膜出血、視力低下、眼異常感、下痢、胃食道逆流性疾患、嘔吐、上腹部痛、腹部不快感、胃炎、鼓腸、AST増加、四肢痛、筋痙縮、関節痛、筋骨格硬直、関節炎、四肢不快感、浮動性めまい、睡眠障害、うつ病、下肢静止不能症候群、感覚鈍麻、錯感覚、片頭痛、月経過多、鼻閉、鼻出血、呼吸困難、皮膚そう痒症、末梢性浮腫、疲労、挫傷、疼痛、貪食細胞性組織球症、浮腫、動悸、胸痛、心不全、心筋梗塞、心突然死、頻脈、高血圧、レイノー現象、血腫、回転性めまい、眼乾燥、非動脈炎性前部虚血性視神経症、網膜静脈閉塞、視野欠損、視覚障害、中心性漿液性脈絡網膜症、腹部膨満、腹痛、胃不快感、口内乾燥、脳卒中、持続勃起症、勃起延長、副鼻腔うっ血、多汗症、貧血、INR増加、体重増加、食欲不振、腫脹
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| 硝酸剤 | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| 一酸化窒素<NO>供与剤 | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| ニトログリセリン | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| 亜硝酸アミル | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| 硝酸イソソルビド | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| ニコランジル | 降圧作用が増強し過度に血圧を下降、降圧作用を増強 |
| 血液凝固阻止剤 | 出血の危険性が高まる |
| 抗血小板剤 | 出血の危険性が高まる |
| ビタミンK拮抗薬 | 出血の危険性が高まる |
| ワルファリン | 出血の危険性が高まる |
| sGC刺激剤<ベルイシグアト以外> | 血圧低下 |
| リオシグアト | 血圧低下 |
| CYP3A4活性を強力に阻害する薬剤 | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| イトラコナゾール | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| リトナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加、本剤<20mg>のAUCが124%増加 |
| アタザナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| インジナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| ネルフィナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| サキナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| ダルナビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| クラリスロマイシン | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| テラプレビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| コビシスタットを含有する製剤 | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| エンシトレルビル | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| ケトコナゾール | 本剤<20mg>のAUC及びCmaxが312%及び22%増加 |
| CYP3A4を強く誘導する薬剤 | 本剤<10mg>のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
| リファンピシン類 | 本剤<10mg>のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
| フェニトイン | 本剤<10mg>のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
| カルバマゼピン | 本剤<10mg>のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
| フェノバルビタール | 本剤<10mg>のAUC及びCmaxがそれぞれ88%及び46%低下 |
| CYP3A4を阻害する薬剤<強く阻害する薬剤は禁忌> | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| ホスアンプレナビル | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| ジルチアゼム | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| エリスロマイシン | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| フルコナゾール | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| ベラパミル | 本剤のAUC及びCmaxが増加 |
| CYP3A4を誘導する薬剤<強く誘導する薬剤は禁忌> | 本剤のAUC及びCmaxが低下 |
| ボセンタン | 本剤<40mg>のAUC・Cmaxが初日と比べ各41.5・26.6%低下 |
| α遮断薬 | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
| ドキサゾシン | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
| テラゾシン | 立位収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ9.81及び5.33mmHg下降、失神等の症状を伴う血圧低下 |
| 血圧降下剤 | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
| アムロジピン | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
| メトプロロール | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
| エナラプリル | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
| カンデサルタン | 自由行動下収縮期及び拡張期血圧は最大それぞれ8及び4mmHg下降 |
| カルペリチド | 降圧作用が増強 |
| ベルイシグアト | 症候性低血圧 |
| アルコール<経口> | めまい、起立性低血圧 |