処方薬
ジゴキシン錠0.125mg「NP」
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の基本情報
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の概要
| 商品名 | ジゴキシン錠0.125mg「NP」 |
|---|---|
| 一般名 | ジゴキシン錠 |
| 薬価・規格 | 9.8円 (0.125mg1錠) |
| 薬の形状 |
内用薬 > 錠剤 > 錠
|
| 製造会社 | ニプロ |
| ブランド | ジゴキシン錠0.25mg「NP」 他 |
| YJコード | 2113003F2070 |
| レセプト電算コード | 621468501 |
| 識別コード | HD127 |
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の主な効果と作用
- 息切れ、
むくみ などの心不全の症状をやわらげるお薬です。 - 心臓に直接働いて、心臓の筋肉の収縮力を高める働きがあります。利尿作用もあります。
- 速くなっている脈拍をゆっくりさせるお薬です。
- 心臓に直接働いて心臓の筋肉の収縮力を強くしたり、速くなりすぎた脈を調節する働きがあります。
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の用途
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、視覚異常、光がないのにちらちら見える、黄視、緑視、複視、眩暈、頭痛
起こる可能性のある重大な副作用
ジギタリス中毒、高度徐脈、二段脈、多源性心室性期外収縮、発作性心房性頻拍、不整脈、重篤な房室ブロック、心室性頻拍症、心室細動、消化器症状、眼症状、精神神経系症状、非閉塞性腸間膜虚血、腸管壊死、激しい腹痛、血便
上記以外の副作用
失見当識、錯乱、譫妄、AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、血小板数減少、過敏症、発疹、蕁麻疹、紫斑、浮腫、女性化乳房、筋力低下
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の用法・用量
- 1.ジゴキシンとして1).急速飽和療法(飽和量:1.0~4.0mg):初回0.5~1.0mg、以後0.5mgを6~8時間毎に経口投与し、十分効果の現れるまで続ける
- 2).比較的急速飽和療法を行うことができる
- 3).緩徐飽和療法を行うことができる
- 4).維持療法:1日0.25~0.5mgを経口投与する
- 2.ジゴキシンとして小児に対して1).急速飽和療法:(1).2歳以下:1日0.06~0.08mg/kgを3~4回に分割経口投与する
- (2).2歳以上:1日0.04~0.06mg/kgを3~4回に分割経口投与する
- 2).維持療法:飽和量の1/5~1/3量を経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の使用上の注意
病気や症状に応じた注意喚起
- 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
患者の属性に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
年齢や性別に応じた注意喚起
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
- 以下にあてはまる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
ジゴキシン錠0.125mg「NP」の注意が必要な飲み合わせ
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
| 薬剤名 | 影響 |
|---|---|
| グルコン酸カルシウム注射剤 | 静注により急激に血中カルシウム濃度が上昇するとジゴキシン毒性が急激に出現 |
| 塩化カルシウム注射剤 | 静注により急激に血中カルシウム濃度が上昇するとジゴキシン毒性が急激に出現 |
| スキサメトニウム塩化物水和物 | 重篤な不整脈 |
| 解熱鎮痛消炎剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| インドメタシン製剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ジクロフェナク | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| トラゾドン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 抗コリン作用を有する薬剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| プロパンテリン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 抗不整脈剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アミオダロン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| キニジン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ピルメノール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| フレカイニド | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 塩酸ピルジカイニド | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| プロパフェノン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ベプリジル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| β-遮断剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| プロプラノロール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アテノロール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルベジロール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カリウム排泄型利尿剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| チアジド系薬剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| クロルタリドン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| フロセミド | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アセタゾラミド | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| スピロノラクトン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| トルバプタン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ラウオルフィア製剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| テルミサルタン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルシウム拮抗剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ベラパミル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ジルチアゼム | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ニフェジピン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| フルバスタチン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アトルバスタチン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ポリスチレンスルホン酸塩 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 交感神経作動薬 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| エピネフリン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| イソプロテレノール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| プロトンポンプ阻害剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| オメプラゾール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ラベプラゾール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 副腎皮質ホルモン剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ビタミンD | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルシトリオール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルシウム経口剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルシウム含有製剤<カルシウム注射剤は原則併用禁忌> | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルシウム含有高カロリー輸液 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ジスルフィラム | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| シクロスポリン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| エリスロマイシン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| クラリスロマイシン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ガチフロキサシン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| テトラサイクリン系抗生物質 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アジスロマイシン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| アムホテリシンB | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| エンビオマイシン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| HIVプロテアーゼ阻害剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| リトナビル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| サキナビル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| エトラビリン | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| テラプレビル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| レジパスビル/ソホスブビル配合剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| イトラコナゾール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| 抗甲状腺剤 | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| チアマゾール | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| プロピルチオウラシル | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| ベムラフェニブ | 本剤の作用を増強、ジギタリス中毒の症状<嘔気・嘔吐・不整脈等> |
| カルバマゼピン | 本剤の作用を減弱 |
| コレスチラミン<経口> | 本剤の作用を減弱 |
| コレスチミド<経口> | 本剤の作用を減弱 |
| スクラルファート<経口> | 本剤の作用を減弱 |
| 制酸剤<PPI以外><経口> | 本剤の作用を減弱 |
| 水酸化アルミニウム<服用> | 本剤の作用を減弱 |
| 水酸化マグネシウム<経口> | 本剤の作用を減弱 |
| フラジオマイシン | 本剤の作用を減弱 |
| リファンピシン類 | 本剤の作用を減弱 |
| サラゾスルファピリジン | 本剤の作用を減弱 |
| 甲状腺ホルモン剤 | 本剤の作用を減弱 |
| 乾燥甲状腺 | 本剤の作用を減弱 |
| レボチロキシン | 本剤の作用を減弱 |
| リオチロニン | 本剤の作用を減弱 |
| アカルボース | 本剤の作用を減弱 |
| ミグリトール | 本剤の作用を減弱 |
| ブピバカイン塩酸塩 | 副作用を増強 |
| ヘパリン製剤 | 作用を減弱 |
| 制吐作用を有する薬剤 | ジギタリス中毒の症状<悪心・嘔吐・食欲不振等>を不顕化 |
| スルピリド | ジギタリス中毒の症状<悪心・嘔吐・食欲不振等>を不顕化 |
| メトクロプラミド | ジギタリス中毒の症状<悪心・嘔吐・食欲不振等>を不顕化 |
| ドンペリドン | ジギタリス中毒の症状<悪心・嘔吐・食欲不振等>を不顕化 |
飲食物との組み合わせ注意
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)を含むもの
- カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
ビタミンD を含むもの<きくらげ、あんこう、しらす干し、いわし、にしん など>