ひまん(ひまんしょう)
肥満(肥満症)
皮下脂肪、内臓脂肪が蓄積した状態で、BMIが25以上の場合を指す。さらに健康障害などの条件を満たすと「肥満症」に該当する
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最終更新: 2024.12.04
肥満(肥満症)の基礎知識
POINT 肥満(肥満症)とは
皮下や内臓に脂肪が蓄積した状態で、BMIが25以上の場合を指します。肥満にはエネルギーの摂取が多すぎることによる単純性肥満(原発性肥満)と病気や薬の副作用による症候性肥満(二次性肥満)があります。肥満になると息切れや睡眠時の無呼吸、膝痛などの症状が現れます。単純性肥満の場合、検査は必要はありませんが、症候性肥満が疑われる場合には血液検査や画像検査が行われます。単純性肥満の治療は食事療法や運動療法で、症候性肥満では原因となっている病気を治療します。また、肥満が高度な場合は胃の一部を切り取る手術を行うこともあります。肥満について相談したい人は内科を受診してください。
肥満(肥満症)について
肥満(肥満症)の症状
肥満(肥満症)の検査・診断
肥満(肥満症)の治療法
肥満(肥満症)に関連する治療薬
食欲抑制薬(マジンドール)
- 食欲調節中枢などに作用し食欲抑制作用などをあらわすことで肥満症を改善する薬
- 肥満症は脂肪が蓄積し健康障害などの条件を満たしている状態
- 視床下部には摂食行動に関わる摂食調節中枢がある
- 神経伝達物質のノルアドレナリンなどのモノアミンと呼ばれる物質は摂食調節などに関わるとされる
- 本剤は摂食調節中枢やモノアミンへの作用により、摂食抑制作用、消化吸収抑制作用、消費エネルギー促進作用などをあらわす
- 睡眠障害などを引き起こす場合があるため、通常、夕刻の服用は避ける
インクレチン受容体作動薬(肥満症治療薬)
- インクレチンというホルモンの受容体へ作用することで肥満症を改善する薬
- インクレチンは食物摂取に伴い分泌されるホルモン
- インクレチンは血糖に応じたインスリン分泌を促すほか、満腹感の増強やエネルギー摂取量の減少を促す
- 本剤はインクレチンの受容体を刺激し体重を減少させ肥満症を改善する
- ほかの病態への有用性
- 本剤は元々、糖尿病治療薬として開発された経緯をもち、糖尿病の改善だけでなくほかの病態(例えば、睡眠時無呼吸症候群など)に対する有用性も考えられている